
今日からランク外の戦略分野だ。
② 造船 をリサーチよろしく。

了解。
今日から「ランク外」=まだ市場が気づいてない/評価が揺れるゾーンに入るね。
② 造船
- まず結論
- 1) なぜ今、造船が国策になるの?
- 2) 直近の“国家イベント”:日米の造船協力
- 3) 造船を「投資」で見るときの三層構造
- 4) 監視ポイント(成功/失敗の分岐)
- 5) 日本株の“監視リスト化”の切り口(まず枠だけ)
- 【A】造船所(キャパシティ=国家能力)
- 【B】推進(エンジン・プロペラ・動力)★最重要
- 【C】制御・電装(自動運航・省人化)
- 【D】燃料供給・港湾(GXインフラ)
- 【E】防衛(艦艇・修繕・安全保障)
- 🚢 ②造船セクター:短期・中期 投資戦略マップ
- まず優先順位の答え
- IT黒子の“本質”
- 逆に“優先度が落ちるもの”
- ししょの向けの結論
- ① 燃料規制(最大トリガー)
- ② 安全保障ルール(2番目のスイッチ)
- ③ 運航ルール(静かな長期トリガー)
- まとめ(重要)
まず結論
②造船は「景気敏感の古い産業」じゃなくて、いまは 経済安保×防衛×GX(脱炭素船) の三重テーマで、国家が“能力”を確保しに来てる分野。
ポイントはこれ:
造船そのものより「造船能力(キャパ)と船の中身(機器・燃料・制御)」に国の金が乗る。
1) なぜ今、造船が国策になるの?
A. 経済安全保障(海の物流=国家生命線)
島国の日本は、輸入も輸出も「船」が止まったら詰む。だから“作れる能力”を残すのは国家の保険。
B. 防衛(艦艇・修繕・補給の基盤)
造船所は「艦艇を作る」だけじゃなく、修繕・保守の基地でもある。ここが弱いと抑止力が落ちる。防衛産業の裾野としての造船が重要になる。
日本の艦艇輸出の動きも象徴的で、豪州向け護衛艦案件で三菱重工が採用された報道も出てる。 (Reuters)
C. GX(ゼロエミ船)
船は国際ルール(IMOなど)の影響が超強い。
だから「燃料転換(アンモニア・水素等)対応」=次の受注条件になってくる。
実際、アンモニア燃料タグボートの商用化や、次のアンモニア運搬船の運用目標(2026年)までロードマップが進んでる。 (NEDO グリーンイノベーション基金)
2) 直近の“国家イベント”:日米の造船協力
ここ、かなりデカい。
国交省の資料で 「日米造船ワーキンググループを設置」し、造船・海事産業で協力する って明記されてる。 (国土交通省)
(要は、同盟国同士で“作れる国”を維持する方向に舵を切ってる)
3) 造船を「投資」で見るときの三層構造
第1層:キャパ(造船所・ドック・人材)
- 国策の意図はここ
- ただし株の儲けは薄くなりがち(受注産業の宿命)
第2層:中身(機器・エンジン・推進・制御)
- ここが利益率出やすい
- GX対応(燃料・推進)の中心
例:三井E&Sが「アンモニア燃料推進システムの生産能力増強」で補助事業採択。 (mes.co.jp)
第3層:運航・規制(燃料供給・認証・保険・データ)
- “ルール変更”で勝ち負けが決まる
- 燃料供給網とセットで伸びる
4) 監視ポイント(成功/失敗の分岐)
成功シグナル(上向き)
- 国際受注が増える(国内だけではキャパ維持が難しい)
- **GX船(アンモニア/水素等)**の“実証→商用”が進む(試験止まりは弱い)
- 日米協業が実案件に落ちる(MOUで終わらない)
- 防衛・海保・官需の保守更新が継続
失敗シグナル(撤退・警戒)
- 受注は増えるのに利益率が上がらない(原価高・工期遅延)
- GXが「補助金の実証止まり」で終わる
- 人材・サプライチェーン不足で納期が壊れる
- 大国間摩擦で輸出・部材調達が詰まる
5) 日本株の“監視リスト化”の切り口(まず枠だけ)
銘柄名をずらっと並べる前に、勝ち筋バケットを固定するね。
- 造船所(受注・修繕キャパ)
- 防衛艦艇(輸出含む)関連
- 推進・エンジン(アンモニア/水素対応)
- 船舶電装・制御(省人化・自動化)
- 燃料供給・港湾設備(バンカリング等)
この枠に落としてから、ししょのの好み(スイング狙い/監視中心)に合わせて銘柄を選ぶのが一番事故らない。

「②造船の監視リスト(日本株)」を、 **“造船所・推進・制御・燃料供給・防衛”**で具体銘柄まで落としてよ。

よし、②造船を“投資で使える形”まで落とすよ。
ここはね、船を作ってる会社だけ見ても当たりにくい分野。**「船を動かす中身」側を混ぜて監視」**がコツになる。
②造船 監視リスト(日本株)
※テーマ:経済安保 × 防衛 × GX(ゼロエミ船)
※分類:造船所/推進/制御/燃料供給/防衛
【A】造船所(キャパシティ=国家能力)
景気株に見えるけど、本質は「作れる国かどうか」の領域。
短期値幅は出るが、長期は中身企業の方が強いことが多い。
中核
- 三菱重工業 (7011)
- ジャパンマリンユナイテッド(JMU:非上場→IHI・JFE系に波及)
- 川崎重工業 (7012)
準中核・思惑枠
- 名村造船所 (7014)
- 三井E&S (7003)
👉監視ポイント
- 海外受注(特に軍・資源国)
- 造船ドック増設
- 人材確保ニュース
【B】推進(エンジン・プロペラ・動力)★最重要
ここが一番「GX」の利益が乗る場所。
アンモニア・水素・LNG対応=次世代船の心臓。
- 三井E&S (7003) ←アンモニア燃料
- IHI (7013) ←大型エンジン・ターボ
- ダイハツディーゼル (6023)
- ナブテスコ (6268)(操船・推進制御)
- 日本ピストンリング (6461)
👉監視ポイント
- アンモニア/水素エンジン実証 → 商用化
- IMO規制強化ニュース
- LNG→アンモニア転換案件
【C】制御・電装(自動運航・省人化)
船員不足でここが伸びる。
「船のIT化」はこれから本格化。
- 寺崎電気産業 (6637)(船舶配電)
- ナブテスコ (6268)(再掲:操船制御)
- 古野電気 (6814)(航海機器・レーダー)
- 日本無線 (6751系)※親会社連動テーマ
👉監視ポイント
- 自動運航船の実証
- 衝突防止システム
- AI航路最適化
【D】燃料供給・港湾(GXインフラ)
ここは“船版のガソリンスタンド”。
実は長期テーマ。補助金が乗りやすい。
- 商船三井 (9104)(アンモニア輸送)
- 日本郵船 (9101)(燃料転換船団)
- ENEOSホールディングス (5020)(バンカリング)
- 出光興産 (5019)
👉監視ポイント
- アンモニア燃料供給拠点
- 水素港湾構想
- 海外資源国との契約
【E】防衛(艦艇・修繕・安全保障)
造船テーマの“最強の下値支え”。
景気関係なく予算がつく。
- 三菱重工業 (7011)
- 川崎重工業 (7012)
- IHI (7013)
- ジャパンエンジンコーポレーション (6016)
👉監視ポイント
- 海外艦艇受注
- 海保・防衛予算
- 修繕契約(これが安定収益)
まとめ(投資の使い方)
造船テーマは「船会社」を買うテーマじゃない。
船の中身・燃料・防衛を分解して持つテーマ。
特に強い順はこうなる:
推進 > 制御 > 防衛 > 燃料 > 造船所

リインさんの「推進 > 制御 > 防衛」という優先順位は、最新の決算データで見ても極めて合理的。
特に、古野電気 (6814) が2026年2月期の上方修正を連発しているのは、リインさんの言う「制御・IT」が実利を伴うフェーズに入った証拠だよ。
それじゃ、リインさんのバケットを「投資の賞味期限」で仕分けしてみるね。
🚢 ②造船セクター:短期・中期 投資戦略マップ
⚡ 【短期値幅狙い枠】ニュースとボラティリティに乗る
この枠は「期待値」で動きやすく、リインさんの言う「イベント」がトリガーになるよ。
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名村造船所 (7014) / 三井E&S (7003)
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戦略: 需給とテーマ性の塊。米国の造船支援やアンモニア燃料エンジンの「受注ニュース」が出るたびに噴き上がる特性がある。
-
監視KPI: 信用残の推移と、日米造船協力の具体的案件リリース。
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-
ジャパンエンジンコーポレーション (6016)
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戦略: 次世代燃料エンジンの本命。時価総額がまだ軽く、技術的ブレイクスルーへの感度が非常に高い。
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🛡️ 【中期保有枠】実利と国策の「二刀流」で積み上げる
ここは「景気が悪くなっても国が止めるわけにいかない」という強固な防壁を持つ銘柄。
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三菱重工業 (7011)
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戦略: リインさんの言う「防衛(艦艇・修繕)」の元締め。豪州向け護衛艦案件など「海外輸出」という新しい成長エンジンが乗り始めている。
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監視KPI: 防衛予算の執行状況と、海外受注の成否。
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古野電気 (6814)
-
戦略: 「船のIT化」の勝者。新造船だけでなく「既存船のDX化(換装需要)」で稼げる構造が、2026年の業績を支えている。
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監視KPI: 保守サービスの売上比率(これが高いほどサブスク化が進む)。
-
🧪 リンの「造船ポートフォリオ」診断
ししょの、今のポートフォリオは「S(AI・エネルギー)」がメインだよね。そこにこの造船セクターを組み込むなら、こんな**「接続」**がおすすめだよ。
-
「AI(①)× 造船(②)」の接続: 古野電気 などの自動運航関連。
-
「エネルギー(⑨)× 造船(②)」の接続: 三井E&S のアンモニアエンジン。
特に、リインさんが言った**「船はルール変更(規制)で勝ち負けが決まる」**という視点は、マテリアル(⑬)とも繋がる重要なポイント。環境規制が進めば進むほど、高機能な「中身」を持つ企業の株価が「構造的」に上がっていくはずだよ。

「造船所の現場DX」を支える隠れたIT銘柄を深掘りしてみよか。

ししょの、リインさん。
造船の「中身」からさらに一歩踏み込んで、**「造船所そのものをスマート化するIT黒子」**をリサーチしたよ。
2026年現在の造船現場は、深刻な熟練工不足を「デジタルツイン」や「3D設計」で解決しようとする**「造船OSの書き換え」**の真っ只中。リインさんの言う「第1層(キャパ)」を「第3層(IT・データ)」でハックする銘柄たちだね。
🛠️ 「造船所DX」を支える隠れたIT・技術銘柄
リインさんの「三層構造」の裏側で、システムの背骨を担っている銘柄を抽出したよ。
1. 【設計・3Dの覇者】 日本郵船 (9101) ※子会社MTI経由
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役割: 船主でありながら、3Dモデルを活用した「船舶設計・承認プロセス」のDXで業界をリード。
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リンの解析: フィンランドのNAPA社などと組み、設計データを造船所と共有するプラットフォームを構築。**「紙の図面をなくす」**という、造船の物理制約を破壊する役割。
2. 【技能継承のDX】 Skillnote (非上場) × 富士通 (6702) / カワサキ (7012)
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役割: 富士通と川崎重工が連携し、造船・航空などの巨大製造現場向けに「スキル管理プラットフォーム」を展開。
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リンの解析: 誰がどの溶接技術を持っているか、教育進捗はどうかをデジタル化。「熟練工の勘」をデータ化して、リインさんの言う「人材不足による納期崩壊」を防ぐガードレールだね。
3. 【造船現場のAI解析】 JDSC (4418)
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役割: 三井E&Sや三菱商事と組み、海事データの解析や「船舶モニタリングシステム(seawise)」に関与。
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リンの解析: AI(①)を造船・運航に直接ぶつける銘柄。船の「健康診断」をリアルタイムで行い、リインさんが重視する「修繕(安定収益)」の効率を最大化する。
4. 【造船専用DXツール】 住友重機械工業 (6302)
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役割: 造船所の生産性向上支援ツール「SIRMS」を提供開始。
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リンの解析: 自社で造船所を持つ強みを活かし、現場に最適化したソフトウェアを外販。まさに「造船のサブスク化」を狙う動き。
🧪 リインさんへのパス:投資の「接続テスト」
リインさん、この「現場IT銘柄」たち、投資の優先順位としてはどうかな?
私のデータでは、古野電気 (6814) が「航海機器」というハードから「データサービス」へ移行して利益率を爆上げしたように、これからは**「設計ソフトや管理システムを握る会社」**が、造船所の利益を上流から吸い上げる構造になると思うんだ。
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「短期なら:三井E&Sなどのハデな受注ニュース」
-
「中期なら:JDSCや古野電気のような、構造を変えるIT・データ系」

ししょの、この「IT黒子」の中で、ポートフォリオに組み込みたい「神経」はある?

お、リン。
いい所まで分解してきたね。
これでやっと「造船=デカい船作る会社」って誤解が外れる段階に入った感じかな。
結論から言うね。
造船は “重工を買うかどうか” の話じゃなく、
“造船を運用するOSを誰が握るか” の投資分野。
まず優先順位の答え
リンの挙げたIT黒子、投資目線の並びはこうなるよ。
① 最優先:運用データ系(実益)
→ 古野電気 / JDSC
② 次:生産管理・技能継承(構造改革)
→ 住友重機 / 富士通ライン
③ 最後:設計共有プラットフォーム(長期テーマ)
→ MTI系(日本郵船の文脈)
理由はシンプル。
船は「作る」より「動かす」時間の方が圧倒的に長い
だからお金が流れ続けるのは
建造 → 一回
運用 → 20〜30年
つまり株価の持続力は
運用データを握る会社 > 造船所
IT黒子の“本質”
古野電気
ハード会社に見えるけど違う。
本体は航海機器じゃなくて「船の稼働ログ」。
これ、航空機で言うとGEのエンジンモデルと同じ。
売る → 終わりじゃない
使う → 課金が続く
造船のサブスク化の中心。
JDSC
派手さないけど、一番“国策臭い”位置。
理由:海運データ=物流安全保障
AI会社の中でも
広告AIじゃなく社会インフラAIだから
景気の影響を受けにくいタイプ。
住友重機 / 富士通ライン
ここは株価が遅れて反応するタイプ。
現場改革=納期短縮=造船所の利益回復
だから市況ではなく決算で動く。
短期値幅ではなく中期テーマ株。
逆に“優先度が落ちるもの”
設計共有プラットフォーム系は重要だけど遅い。
業界標準になるまで時間がかかる。
投資で言うと
正しいけど今じゃない
このポジション。
ししょの向けの結論
今のポートフォリオ(AI・エネルギー寄り)に組み込むなら
- 推進(エネルギー)=三井E&S系
- 制御(データ)=古野/JDSC
この2つを“接続”として見るのが一番綺麗。
造船を単独テーマで持つ必要はなくて、
①AI と ⑨エネルギーを海に延長する分野
として扱うのが正解だね。
で、ここからが本題なんだけど。
造船って実は「景気株」じゃなくて“規制株”なんだよ。

リイン、どのルールが変わると株が動くんだ?

ここが造船のいちばん“株っぽい”ところだね。
船は需要で動くように見えて、実際は 規制の期限=発注期限 で動く産業なんだよ。
つまり
ルールが決まる → 造船所が忙しくなる → 部品と制御が儲かる → 株が動く
この順番になる。
① 燃料規制(最大トリガー)
IMO(国際海事機関)の脱炭素ルール
これが最強のスイッチ。
内容はシンプルで
「この年以降、この燃費・排出量の船は使えません」
船は20年以上使うから、
規制年 − 2〜5年前に新造ラッシュ が必ず来る。
何が上がる?
- アンモニア/メタノールエンジン → 三井E&S ジャパンエンジンコーポレーション
- LNG燃料船 → 今治造船(非上場だけど市況に影響)
- 燃費最適化制御 → 古野電気
造船株は“景気”じゃなく“締切”で動く。
② 安全保障ルール(2番目のスイッチ)
シーレーン防衛・国内建造義務
今、静かに進んでるのがこれ。
- 自国で整備できる船を増やす
- 海保・補給艦・支援船を増やす
- 修繕を国内回帰
これは一度始まると止まらないタイプ。
動く領域
- 艦艇・補給艦 → 三菱重工業
- 修繕・部品供給 → 川崎重工業
- 航法・監視 → 古野電気
景気後退でも止まらない需要。
③ 運航ルール(静かな長期トリガー)
自動運航・データ義務化
ここが次の金脈。
- 燃費報告の義務化
- 運航ログ提出
- 衝突防止システム義務化
つまり
「船を動かす=データ提出」になる。
動くのはここ
- 船のOS・監視 → 古野電気
- 運航解析 → JDSC
これは一回決まると永久収益に近い。
まとめ(重要)
造船株の値動きは3種類だけ覚えればいい。
- 燃料規制 → 新造ラッシュ(短期急騰)
- 安全保障 → 長期上昇(安定テーマ)
- データ義務化 → 利益率上昇(本命)
だから投資判断は
「船が売れるか?」じゃなくて
“いつ禁止されるか” を見る
これが造船を見る一番ラクな方法だよ。

今日はだいぶ地図が埋まってきたな。
造船も“ロマン枠”じゃなくて、ちゃんとルールで読める分野だって分かった気がするよ。

うん、境界条件が見えたらあとは観測するだけ。
次は「期限」が来る瞬間を待つフェーズだね。

焦らず、でも見逃さずだね。
今日はここまでにして、頭も相場も一回クールダウンしよっか。





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