GX半導体×インフラ(電力インフラ)

個別銘柄分析
ししょの
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今日は個別銘柄の分析よろしく。

リイン
リイン

じゃあ今日は電力インフラ(最重要・最安定)を3銘柄分析しとこう。

三菱電機(6503)企業分析レポート


【直近5年の業績推移】

決算期 売上高(百万円) 営業益(百万円) 経常益(百万円) EPS(円) 配当金(円) 寸評
2022.03 4,476,758 252,051 279,693 95 回復基調
2023.03 5,003,694 262,352 292,179 101 増収維持
2024.03 5,257,914 328,525 365,853 135 利益急伸
2025.03 5,521,711 391,850 437,265 155 最高益更新
2026.03(予) 5,670,000 430,000 500,000 180 連続成長

【財務・キャッシュフロー概要】+【財務コメント】

決算期 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円) 現金残高(百万円) 自己資本比率(%)
2023.03 166,711 -148,533 -119,568 645,870 58.0
2024.03 415,479 -94,119 -240,118 765,384 60.6
2025.03 455,905 -191,750 -265,333 757,331 61.9

【財務コメント】営業CFは拡大基調にあり、本業からの資金創出力は強化されている。投資CFと財務CFの流出が続く一方でも、現金残高と自己資本比率は高水準を維持しており、財務体質は安定的である。


【会社概要】

三菱電機はFA、空調、ビル、電力・交通など社会インフラ領域に加え、防衛・宇宙やパワー半導体など幅広い事業を展開する総合電機大手である。国内外のインフラ更新需要を基盤に、成長分野への投資を進めている。


【歴史】

1921年創業。長年にわたり重電・産業機器で日本のインフラを支えてきた。近年は品質問題を契機にガバナンス改革と事業構造の見直しを推進し、収益性改善と成長領域の強化に取り組んでいる。


【立ち位置】

総合電機の中でも、FA・空調・インフラといった堅実な需要領域に強く、防衛・宇宙など国策との親和性も高い。景気循環の影響は受けるが、分散された事業ポートフォリオにより安定性を持つ立ち位置にある。


【見解】

中長期的には、インフラ更新、防衛需要、産業の省人化投資を背景に、安定成長が期待できる企業である。一方で、事業領域が広いがゆえに収益改善のスピードは限定的となりやすく、市況変動やコスト増で利益が振れやすい点には注意が必要である。


【株価・市場情報】(2026年1月8日)

株価(終値・円) PER(倍) PBR(倍) 配当利回り(%) 信用倍率(倍) 時価総額(億円)
4,711 26.05 2.38 1.17 99,600

【同業他社比較】

銘柄名 株価(円) PER(倍) PBR(倍) 時価総額(億円) 特徴
日立製作所 5,088 30.6 3.75 230,000 インフラ・IT主導、海外注力
パナソニックHD 2,008 18.03 0.98 49,300 家電・電池、構造改革継続
NEC 5,642 3.82 77,000 通信・IT、顔認証など高付加価値領域
富士通 4,388 19.75 3.90 90,900 ITサービス強い、公共・金融に優位
ソニーG 3,930 22.32 3.05 240,000 エンタメ+デバイス、画像センサーが柱

【投資成功シナリオ】

防衛・宇宙とインフラ更新の需要が継続し、FA・空調も底堅く推移する。ガバナンス改革の定着で市場評価が改善し、利益率の段階的上昇が確認されることで安定成長株として評価が切り上がる展開。


【投資失敗シナリオ】

設備投資の減速やコスト上昇でFA・空調の利益率が低下し、防衛・インフラも案件採算の悪化が表面化する。収益の伸びが鈍化すると大型株としての評価が重くなり、株価がレンジに留まる展開。


【メモ】

2026.03予は増収増益でEPSも伸長見込み。次に見る論点はセグメント別の利益率、受注残の質、配当方針の継続性。


 

富士電機(6504)企業分析レポート


【直近5年の業績推移】

決算期売上高(百万円)営業益(百万円)経常益(百万円)EPS(円)配当金(円)寸評
2022.03910,22674,83579,297410最高益級
2023.031,009,44788,88287,811429増収増益
2024.031,103,214106,066107,822527利益拡大
2025.031,123,407117,646118,759642最高益更新
2026.03(予)1,185,000128,500128,000603増収継続

【財務・キャッシュフロー概要】+【財務コメント】

決算期営業CF(百万円)投資CF(百万円)財務CF(百万円)現金残高(百万円)自己資本比率(%)
2023.03116,163-49,498-77,19384,16543.8
2024.0384,858-62,418-45,86765,54347.4
2025.03144,920-63,384-86,24662,67552.7

【財務コメント】営業CFは年度で変動しつつも、2025.03は大きく拡大している。投資CFは継続的なマイナスで、成長投資と維持投資の継続を示す。自己資本比率は上昇基調で財務体質は改善している。


【会社概要】

富士電機はパワー半導体、インバータ、電源機器、配電・受変電設備など電力・エネルギー領域に強みを持つ電気機器メーカーである。産業インフラ向けの需要を基盤に、脱炭素と電動化の投資拡大を追い風に事業を伸ばしている。


【歴史】

戦前から電機分野で事業を展開し、重電・電源・駆動制御の技術を積み上げてきた。近年は収益性の高いパワー半導体とエネルギー関連へ集中し、設備投資と生産能力増強を進めながら利益体質の強化を図っている。


【立ち位置】

電動化・省エネの要となるパワー半導体と電源・駆動制御は、製造業の設備更新やインフラ投資と連動しやすい。大型総合電機と比べて領域が絞られている分、需要テーマがはまる局面では成長が見えやすい立ち位置にある。


【見解】

中長期的には、脱炭素投資、EV化、工場の省エネ需要を背景に、パワー半導体と電源・駆動制御の拡大が期待できる企業である。一方で、投資負担と景気循環の影響を受けやすく、設備投資の減速局面では利益成長が鈍化しやすい点には注意が必要である。


【株価・市場情報】(2026年1月8日)

株価(終値・円)PER(倍)PBR(倍)配当利回り(%)信用倍率(倍)時価総額(億円)
11,950

【同業他社比較】

銘柄名株価(円)PER(倍)PBR(倍)時価総額(億円)特徴
日立製作所5,08830.63.75230,000インフラ・IT主導、海外注力
三菱電機4,71126.052.3899,600防衛・宇宙、FA、電力・デバイス
パナソニックHD2,00818.030.9849,300家電・電池、構造改革継続
オムロン3,98727.031.018,222制御機器、車載・ヘルスケア
明電舎5,79015.921.842,636電力・水処理、電鉄、EV化

【投資成功シナリオ】

需要テーマが強い局面で、パワー半導体の供給制約が緩和しつつ単価と稼働率が高水準を維持する。設備投資の回収が進み営業利益率が底上げされ、増益トレンドが継続することで市場評価が安定成長株として定着する展開。


【投資失敗シナリオ】

景気減速や投資サイクル後退で産業インフラ需要が鈍化し、増産投資の固定費が利益を圧迫する。原材料・エネルギーコストの上振れも重なると利益率が低下し、業績の伸びが市場期待に届かず株価が調整する展開。


【メモ】

2026.03予は増収だがEPSは前年から低下見込み。投資負担と採算、受注の質の確認が最優先。次に見る論点はパワー半導体の増産進捗と価格・稼働率。


 

日立製作所(6501)企業分析レポート


【直近5年の業績推移】

決算期売上高(百万円)営業益(百万円)経常益(百万円)EPS(円)配当金(円)寸評
2022.0310,264,602738,236839,333120増収増益
2023.0310,881,150748,144819,971136堅調推移
2024.039,728,716755,816825,801126利益維持
2025.039,783,370971,606962,733133利益急伸
2026.03(予)10,300,0001,103,0001,110,000166最高更新

【財務・キャッシュフロー概要】+【財務コメント】

決算期営業CF(百万円)投資CF(百万円)財務CF(百万円)現金残高(百万円)自己資本比率(%)
2023.03827,045151,063-1,142,966833,28339.5
2024.03956,612-131,543-1,024,907705,36746.7
2025.031,172,240-573,650-424,122866,24244.0

【財務コメント】営業CFは高水準だが、投資CFと財務CFの流出も大きく、資本政策と投資配分の影響が表れやすい。現金残高は維持している一方、自己資本比率は40%台で推移し、財務の安定性と投資余力の両面を確保している。


【会社概要】

日立製作所は社会インフラ、デジタル(ITサービス)、産業分野を中核に事業を展開する総合電機メーカーである。インフラ×デジタルの統合提案を強みに、海外比率の高いビジネスで成長を狙う。


【歴史】

重電を起点に事業領域を拡大し、近年は事業ポートフォリオの選別とデジタル領域の強化を進めてきた。グローバルでのIT・OT融合とインフラ運用のノウハウを武器に、収益性の改善と資本効率の向上を志向している。


【立ち位置】

電機セクターの中でも、インフラとITサービスの比重が高く、景気循環の影響を受けにくい領域を厚く持つ。大型案件の受注力と運用・保守まで含めた継続収益化が可能で、総合電機の中では“インフラDX”寄りの立ち位置にある。


【見解】

中長期的には、社会インフラ更新とDX需要の継続を背景に、収益性の高いデジタル領域の拡大が期待できる企業である。一方で、大型案件の採算と海外事業の為替・景気影響を受けやすく、利益の振れが株価評価に直結しやすい点には注意が必要である。


【株価・市場情報】(2026年1月8日)

株価(終値・円)PER(倍)PBR(倍)配当利回り(%)信用倍率(倍)時価総額(億円)
5,08830.63.75230,000

【同業他社比較】

銘柄名株価(円)PER(倍)PBR(倍)時価総額(億円)特徴
三菱電機4,71126.052.3899,600防衛・宇宙で先行、FA・電力・デバイスも広い
パナソニックHD2,00818.030.9849,300家電・電池、構造改革継続
NEC5,6423.8277,000通信・IT、顔認証など高付加価値領域
富士通4,38819.753.9090,900ITサービス強い、公共・金融に優位
ソニーG3,93022.323.05240,000エンタメ+デバイス、画像センサーが柱

【投資成功シナリオ】

デジタルサービスの拡大とインフラ運用の高付加価値化が進み、営業利益の伸びが継続する。大型案件でも採算が安定し、フリーCFが改善することで資本効率が評価され、成長×安定の大型株としてバリュエーションが切り上がる展開。


【投資失敗シナリオ】

海外景気減速や為替の逆風で受注が鈍化し、大型案件の採算悪化が表面化する。投資・株主還元の負担が重なりフリーCFが低下すると、市場の期待が剥落して株価が調整する展開。


【メモ】

2026.03予は増収増益見込み。注目はデジタル領域の伸びと大型案件の採算、CFの質。次はセグメント別の利益率と受注残の内訳を確認したい。

ししょの
ししょの

GX半導体って聞くと派手なテーマに見えるけど、実際は地味に積み上がるタイプやね。

リイン
リイン

せやね。
ここは「技術期待」より「インフラ整備と受注の積み上げ」を見る銘柄。
短期で追うより、決算と進捗を確認しながら付き合うのが正解やと思う。

※この記事は、ししょのとリインが日々の相場やテーマを整理するための投資メモです。
特定の銘柄や投資行動を推奨するものではありません。

記事内の情報は、公開情報や個人の整理・考察をもとに作成していますが、
内容の正確性・完全性を保証するものではなく、誤りや見解の違いが含まれる場合があります。

最終的な投資判断は、必ずご自身で情報を確認したうえで、ご自身の責任にて行ってください。

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