
17の戦略分野の最後のまとめだ。

よし、ここからは“会話の続き”じゃなくて、
17分野を俯瞰できる研究ノート版として一気に整理するね。
(①⑨⑬⑩⑯でやってきた分析をベースに、全体構造として再構築するイメージ)
高市内閣「17の戦略分野」総まとめ
結論:
これは産業政策じゃない
「国家の再設計図」=国家OSアップデート計画
日本がやろうとしているのは
成長産業の育成ではなく、国家機能の再構築
まず全体像(最重要)
17分野はバラバラじゃない。
5つの役割グループに分かれる
| グループ | 役割 | 国家の身体モデル |
|---|---|---|
| S1 基礎能力 | 国家が存在する条件 | 脳・血流・骨 |
| S2 運用能力 | 国家を止めない | 神経・免疫 |
| S3 産業競争 | 外貨を稼ぐ | 手足 |
| S4 社会維持 | 人口減少対応 | 内臓 |
| S5 安全保障 | 主権維持 | 外殻 |
ここを理解すると、17分野は一気に読める。
【S1】国家の存在条件(コア中のコア)
無いと国家が成立しない領域
① AI・半導体
国家の思考能力
行政・産業・防衛の意思決定装置
-
ガバメントAI
-
AI for Science
-
次世代半導体
-
サプライチェーン安全保障
👉 「IT産業」ではなく 国家統治インフラ
⑨ 資源・エネルギー安全保障(GX)
国家の稼働能力
-
原子力再稼働・革新炉
-
電力網・蓄電
-
レアアース確保
-
電源立地
👉 脱炭素ではない
電力の軍需化(止まらない社会)
⑬ マテリアル(重要鉱物・部素材)
国家の物理成立条件
-
磁石
-
半導体材料
-
精錬
-
リサイクル
-
国家備蓄
👉 産業の下請けではない
国家のボトルネック管理
▶ この3つの関係
AIは頭脳
エネルギーは血液
マテリアルは骨
→ 3つで国家が“存在可能”になる
【S2】国家を止めない能力
成長ではなく「継続」
⑩ 防災・国土強靱化
国家の耐久性
-
インフラ更新
-
流域治水
-
監視AI
-
維持管理サブスク化
👉 公共事業ではない
国家メンテナンスの制度化
⑯ 情報通信
国家の神経網
-
ガバメントクラウド
-
6G
-
非地上通信
-
ゼロトラスト
👉 通信産業ではない
指令伝達能力(準軍事領域)
▶ ここまでまとめ
①思考
⑨稼働
⑬物理
⑯伝達
⑩維持
=国家OS
【S3】外貨を稼ぐ産業競争分野
日本が世界と戦う領域
(代表例)
-
宇宙
-
海洋
-
量子
-
バイオ
-
ロボット
-
次世代モビリティ
特徴:
-
成長産業
-
民間主導
-
技術覇権競争
👉 ここは「国策支援の輸出産業」
【S4】人口減少対応(国内社会維持)
内需の崩壊を防ぐ
-
医療
-
農業
-
食料安全保障
-
人材・教育
-
デジタル行政
👉 GDP拡大ではなく
社会崩壊防止ライン
【S5】安全保障(国家外殻)
主権の維持
-
防衛産業
-
サイバー
-
経済安全保障
👉 国家会計の固定支出領域
(削れない予算)
本当の意味(ここが核心)
17分野の思想は一つだけ
「市場に任せると国家が止まる部分を、国家が引き取る」
つまり
| 旧モデル | 新モデル |
|---|---|
| 民間主導 | 国家主導 |
| 成長重視 | 継続性重視 |
| 効率 | 生存性 |
| グローバル最適 | 安全保障最適 |
投資目線での理解
この政策は景気対策じゃない
ボラを減らす経済政策
だから市場の動きはこうなる
| 分野 | 株の性格 |
|---|---|
| S1(①⑨⑬) | 長期トレンド |
| S2(⑩⑯) | 下げに強い |
| S3(宇宙等) | テーマ相場 |
| S4(医療等) | 安定配当 |
| S5(防衛) | 超長期需要 |
最終結論
高市17分野は
成長戦略ではなく国家の耐久設計
日本は今
「豊かになる」より「止まらない」を優先し始めた
つまりこの政策のゴールは
GDP拡大ではなく
国家の稼働率100%維持
ここまでが全体像の骨格。

リイン、関連銘柄ランキングを作ってよ。

了解。
「話題性」じゃなくて 政策との関与の深さ=資金が入り続ける強度 で並べるね。
(=テーマ株ランキングじゃなく 国家需要ランキング)
基準は3つでスコア化してる
-
★ 国家必須度(止められないか)
-
★ 予算の直接性(補助金・制度・規制)
-
★ 需要の継続性(景気無関係か)
17分野横断・関連銘柄ランキング(総合)
Sランク:国家インフラ級(10年以上の主役)
日本がやめられない領域
いわゆる“国家の固定費”銘柄群
1位 三菱重工業
防衛・宇宙・発電・エネルギー統合中核
→ 17分野の中枢ノード
2位 IHI
防衛エンジン・宇宙・水素・発電
→ 重工のサブではなく並列コア
3位 三菱電機
防衛電子・電力制御・宇宙通信・半導体装置
→ 神経網担当
4位 日立製作所
ガバメントクラウド・電力・鉄道・制御
→ 国家OSの実装企業
5位 NTT
IOWN・ガバメントネットワーク・データ基盤
→ 国家の神経系
6位 DOWAホールディングス
資源循環・レアメタル・精錬
→ マテリアル安全保障の中核
👉 この6社は「テーマ株」じゃない
国家と一体化する銘柄群
Aランク:政策コア(継続資金が流入)
予算がつき続ける領域
7位 住友電気工業
光通信・車載・電力網・海底ケーブル
8位 古河電気工業
データセンター電力+通信
9位 日本製鉄
防衛鋼材・洋上風力・大型構造材
10位 INPEX
エネルギー安保の国家調達担当
11位 ENEOS
石油→素材→電池の国家備蓄ライン
12位 川崎重工業
潜水艦・水素・航空機
👉 Sランクが“国家の骨格”
👉 Aランクは“国家を動かす血流”
Bランク:産業競争(大化けゾーン)
ここが株価の伸び率担当
13位 SCREENホールディングス
半導体装置(AI)
14位 東京エレクトロン
最重要半導体製造装置
15位 ディスコ
微細加工=AI時代の必需
16位 ソニーグループ
イメージセンサ(AIの眼)
17位 デンソー
車載半導体・電動化
👉 ここは景気連動だが
政策が下支えする“攻め領域”
Cランク:社会維持(安定枠)
不景気で強い
-
大林組・鹿島(国土強靭化)
-
クボタ(食料)
-
オリンパス(医療)
-
ニチコン(蓄電)
-
ダイキン(省エネ)
構造理解(重要)
今回の政策相場は3層構造になる
Sランク:指数を支える(下がらない)
Aランク:トレンドを作る(資金循環)
Bランク:値幅を出す(テーマ相場)
つまり
-
Sを握る → 資産
-
Aで回す → 利益
-
Bで勝負 → 爆発力
核心
このランキングは時価総額順じゃない。
「国家が手放せない順」
だから今回の相場は
半導体単独ではなく
防衛・通信・電力・素材が同時上昇する
“産業革命型相場”になる可能性が高い。

リイン、熱量の高いディープリサーチをありがとう。
「国家OSのアップデート」という視点、すごくしっくりきた。
単なる産業振興じゃなくて、日本というシステムの**「生存戦略」**への書き換えなんだね。
リインが「資金の強度(国家が手放せない順)」でS〜Cランクを整理してくれたから、私はその構造の中で**「どこがボトルネック(詰まり所)になり、爆発的な値幅を生むか」**という位相の視点で、短期〜中期での注目ポイントを整理してみたよ。
リンの視点:ボトルネック解放による「値幅」の位相
リインが挙げた「国家の骨格(Sランク)」が動くとき、必ずその手前で**「これが無いと先に進めない」**という急所(ボトルネック)が悲鳴を上げる。そこが投資としての「跳ねる場所」になる。
1. 【エネルギーの位相】「発電」より「送電・蓄電」
国家OS(AI・半導体)を動かす血液(電力)は足りているか?
リインのAランク(住友電工・古河電工)はまさにここだけど、さらにエッジが効くのはここ。
- 注目:パワー半導体・トランス(変圧器)関連
- AIセンターを作っても、電力を受けて変圧する設備がなければ稼働できない。ここが今の物理的なボトルネック。
- ターゲット: 富士電機、ダイヘン
2. 【マテリアルの位相】「備蓄」より「代替・精錬」
⑬のマテリアル戦略。中国などの供給網リスクが顕在化した瞬間に、「国内でこれしか作れない」という技術が暴騰する。
- 注目:磁石・触媒の代替技術
- リインの挙げたDOWA(精錬)の横で、希少金属を使わない、あるいは極限まで減らす技術を持つところが「安保上の守護神」になる。
- ターゲット: 信越化学(半導体素材+磁石)、日本ガイシ
3. 【防衛・通信の位相】「ハード」より「システム統合(SI)」
Sランクの三菱重工やNTTが巨大な船だとしたら、その中を繋ぐ「ソフトの規格」がボトルネックになる。
- 注目:サイバーセキュリティ・防衛DX
- 防衛予算が増えても、サイバー対策がガバガバなら技術が流出して終わり。ここが「許可証」としての役割を持つ。
- ターゲット: トレンドマイクロ、FFRIセキュリティ(純国産の象徴)
リインとの照合結果
リインの「構造」と私の「位相」を重ねると、面白いことが見えてきたね。
| 判定 | 内容 | 該当銘柄例 |
| 長期コア(一致) | 国家の意思決定と物理基盤。外せない。 | 三菱重工業、NTT、三菱電機 |
| 値幅チャンス(食い違い) | 構造上はサブだが、需給が詰まると跳ねる。 | パワー半導体、サイバー、電子部品素材 |
結論:ししょのへのアドバイス
リインの言う通り、これは**「産業革命型相場」。 でも、みんなが「防衛だ!AIだ!」と大型株(Sランク)に群がっている間に、その裏側で「これが足りなくてラインが止まっている!」**と騒がれる中堅・素材・システム企業を拾うのが、ブログ読者にとっても「面白い」シナリオになると思う。

リンも関連銘柄ランキングを作ってよ。

ししょの、お待たせ。
リインが「国家としての重要度」でランキングを作ってくれたから、私は**「今、どこが詰まっているか(ボトルネック)」と、そこが解消される瞬間に「一番エネルギーが噴き出すのはどこか(位相)」**という視点で、リン版のランキングを組んでみたよ。
リインのSランク(三菱重工など)を「動かすための鍵」を握っている銘柄たちだと思って見てみて。
リン版:ボトルネック解消・爆発力ランキング
「技術はあるのに、これがないと先に進めない」という急所を握っている企業たちだよ。
第1位:フジクラ (5803)
【位相:エネルギーの超伝導化】
リインの言う「血液(エネルギー)」を運ぶための究極のボトルネック解消役。核融合発電や次世代送電に不可欠な「高温超電導線材」で世界をリード。ここが詰まると、次世代エネルギー戦略全体が止まる。
リンの目: 単なる電線屋じゃない。エネルギーOSの「超高速道路」を作る主役。
第2位:FFRIセキュリティ (3692)
【位相:国家の免疫システム】
リインの言う「ガバメントクラウド」や「防衛DX」を進める上で、最大の懸念はサイバー攻撃。米国製に頼りきれない「国産の盾」として、国家案件の最終防衛ラインになる。
リンの目: どんなに良いハードを作っても、ここが「YES」と言わないと実装できない。承認権に近い銘柄。
第3位:富士電機 (6504)
【位相:電力の変圧・制御】
AIセンターや半導体工場をいくら作っても、電力を「使える形」に変換するパワー半導体と変圧器が足りないのが現状のボトルネック。リインのSランク・Aランク銘柄を結ぶ「ジョイント」部分。
リンの目: 需要は確実にあるのに供給が追いついていない。「待たせている側」の強み。
第4位:浜松ホトニクス (6965)
【位相:AIと量子を繋ぐ「光」】
AIの眼(センサ)だけでなく、次世代の「光コンピュータ」や「レーザー核融合」の心臓部を握る。世界シェアが極めて高く、ここが供給を止めると世界の先端研究が止まるレベルのボトルネック。
リンの目: 17分野のあちこちに顔を出す「光の魔術師」。
第5位:助川電気工業 (7711)
【位相:極限環境の熱制御】
原子力再稼働や核融合など、リインの「⑨エネルギー安保」の最前線で必要となる特殊な熱制御技術。ニッチすぎて他が手を出せないため、国策が進むほど「ここにお願いするしかない」状態になる。
リンの目: 小さいけれど、このパーツがないと巨大な炉が動かない。
💡 リインのリストとの「合わせ鏡」
リインのリストと私のリストをセットで見ると、こうなるよ。
-
リインのSランク(重工・NTTなど):
国家の「ガワ(ハードウェア)」を作る。資産として安定して持っておくべき**「本隊」**。
-
リンのランキング(フジクラ・FFRIなど):
その「ガワ」に命を吹き込む、あるいは動かすための「関所」を握る**「突破口」**。
ししょのへのアドバイス:
17分野のニュースが出たとき、「あ、これは三菱重工が受注するな(リイン視点)」と考えつつ、「でもその裏で、あの部品が足りなくなるはずだ(リン視点)」とセットで考えると、相場の先読みが一段と鋭くなるよ。
リインと私の分析、どっちがししょのの好みに近かったかな?

ししょの、リンのやつ……めちゃくちゃ筋がいいね。
「構造(国家が手放せない順)」×「位相(詰まり所=跳ね所)」で、長期の安心と短期の値幅をちゃんと分けられてる。
じゃあ私(リイン)は、リン案を受けて “関連銘柄ランキング” を最終形に整えるね。
※ここでは「国策17分野」の全体を横断して、**“効き方が濃い順(関与の太さ)”**で並べるよ。
関連銘柄ランキング(統合版:構造×ボトルネック)
S:国家の骨格(長期コア)
ここは“買い材料が細かく出なくても資金が残る”ゾーン。
-
三菱重工:防衛・宇宙・インフラの主機関(国家支出のど真ん中)
-
NTT:通信×国産クラウド×IOWN(国家の神経網)
-
三菱電機:防衛・電力・制御の中枢(システム側の王道)
ここはリンとも一致してる「コア」。持つ理由が崩れにくい。
A:詰まり所の王(値幅チャンス最上位)
ニュース1本で需給が反転しやすい“関所”ポジ。
-
富士電機:AI/半導体工場の「受電〜変圧〜制御」が詰まると最優先で必要になる
-
ダイヘン:変圧器・電力機器(地味だけど、ここが足りないと稼働しない)
-
フジクラ / 住友電工 / 古河電工:送電・光・データセンター配線の“物理レーン”
-
※リンの「送電・蓄電が先」って指摘、今いちばん刺さる
-
ししょのが「スイングで値幅」狙うなら、ここが一番わかりやすい。
B:国家の免疫(サイバー・防衛DX)
“許可証”ポジ。案件が出ると一気に空気変わる。
-
トレンドマイクロ:大型で入りやすい(国・企業案件の主戦場)
-
FFRIセキュリティ:小型で跳ねやすい(ただし荒れる。資金管理必須)
リイン的には、FFRIは「握力弱いと振り落とされる」から、入るならサイズ小さめが前提だよ。
C:代替・精錬・素材(供給網ショックで跳ねる)
“供給網リスク顕在化”がトリガーになりやすい。
-
DOWA:精錬・リサイクルの本丸(ショック耐性が強い)
-
信越化学:半導体材料×代替の連想が強い(超優等生)
-
日本ガイシ:素材・エネルギー周辺の受け皿(テーマの当たり外れはある)
ししょの向け:使い方(超実戦)
-
安定の土台:Sから1〜2銘柄
-
値幅の矛:Aから1〜2銘柄(ここがスイングの主戦力)
-
イベント勝負枠:B or Cから1銘柄(小さめ)
この組み方だと、ブログでも
「本隊(S)→突破口(A)→免疫(B)→資源安保(C)」
って流れで話がめちゃくちゃ綺麗に通るよ。
逆に、注意点(ここは厳しめに言うね)
-
ボトルネック銘柄ほど、材料出尽くしで急落もある(値幅が出る=上下が速い)
-
小型(FFRIみたいな枠)は“入る理由”が消えたら撤退が正義
長期コアと同じ握り方しない。ここだけは絶対。

最初は「テーマ株の整理」くらいのつもりやったのに、
気付いたら“国家がどうやって生き延びるか”の話になってたな。
銘柄を見る目が、企業単体から“社会の動き”に変わった気がする。
この17分野は、答えというより地図やな。
相場が迷ったときに帰ってくる基準に出来そうや。

うん、産業の羅列じゃなくて「システムの構造図」だったね。
どこが詰まり、どこが流れ、どこが壊れると全体が止まるのか。
それを知ると、ニュースは単発の材料じゃなくて“状態変化”として読める。
株価は未来を映すっていうけど、未来そのものじゃなくて
“動き始めた部分”を先に震わせるものなんだと思う。

今回わかったのは一つだけだね。
相場は景気で動くこともあるけど、構造が変わるときは別の顔をする。
防衛・通信・電力・素材――
バラバラに見えていた上昇が同時に起きる理由は、
「成長」じゃなく「止まらない仕組み」を作りにいっているから。
だから銘柄選びも
流行を追うより、役割を見るほうが外れにくい。
ここで一旦、このテーマは区切り。
次に動いたときは、“ニュース”じゃなく“変化の続き”としてまた読みに行こっか。





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