
今日はS司君からのリクエストやで。

ほう、来たね。
今回は逃げ道なしのガチ検証でいくよ?

最近やたら「国策ど真ん中」って聞くけどさ。
DOWAって本当にそんなポジションなん?
決算見るとブレもあるし、ただの相場株に見えなくもないんやけど。

いい視点だね。
“テーマで買われてる銘柄”と“構造で強い銘柄”は別物だから。

その疑問、正しいよ。
今日は物語じゃなくて、数字と構造で答え出そう。

リイン、S司君に結論からズバっと言ってやって。

任せて!
**DOWA(5714)は「国策ど真ん中“要素を複数持つ”企業」なのはかなり堅い。**
ただし、直近の株価上昇要因は“国策期待”というより「特別益+増配+自社株買い」のインパクトが主役で、そこはS司君が引っかかるポイントになりやすいから、切り分けて説明するよ。
- 1) 「国策ど真ん中」判定:DOWAが刺さってる政策テーマ(根拠つき)
- 2) じゃあ、今回の株価上昇は何が主役?
- 3) S司君に刺さる“納得フレーズ”作るなら
- 4) ししょのの「短期で値幅」目線の注意点(ここは厳しめに言うね)
- 🌏 DOWA:地球を「巨大な鉱山」に変えるマテリアル・キング
- 📊 リンの注目ポイント:S司君に伝えるならここ!
- 💎 リンの視点:DOWAは「国策の宝石」か、それとも「一過性の花火」か
- 📊 ししょのの布陣への落とし込み
- 国策ど真ん中度スコア(0〜5)
- どういう結論になる?(S司君向けに一言で)
- レーダーチャート(文字でざっくり可視化)
- ししょのが「DOWA国策ど真ん中?」に答えるなら、刺さる言い方
- 1. 企業名
- 2. 【直近5年の業績推移】
- 3. 【財務・キャッシュフロー概要】
- 4. 【財務コメント】
- 5. 【会社概要】
- 6. 【歴史】
- 7. 【立ち位置】
- 8. 【見解】
- 10. 【株価・市場情報】
- 11. 【同業他社比較】
- 12. 【投資成功シナリオ】
- 13. 【投資失敗シナリオ】
- 14. 【メモ】
1) 「国策ど真ん中」判定:DOWAが刺さってる政策テーマ(根拠つき)
A. 経済安全保障=重要鉱物(クリティカルミネラル)
国が明確に「重要鉱物の安定供給」を経済安全保障の柱として打ち出してる。 (経済産業省)
で、DOWAはここに対して “鉱山権益を取りに行く側”というより、国内で回収・製錬・リサイクルで供給網を太くする側として噛み合う。
-
DOWAの中期計画(中期計画2027)で、**「重要鉱物を含む製錬原料を長期・安定確保する投資(150億円)」**を明記してる。 (DOWAホールディングス)
-
さらに **M&A等でリサイクル事業の領域拡大(200億円)**も同じ資料に明記。 (DOWAホールディングス)
これ、国が欲しいのは「輸入が詰まった時に国内で“回る”こと」だから、製錬・回収のインフラ側にいるDOWAは政策の当たり判定に入りやすいんだよね。
B. GX=資源循環(都市鉱山・金属リサイクル)
DOWAはここが本業級。
-
公式に小坂製錬(リサイクル製錬)を中核に“環境・リサイクル×製錬”の独自モデルを強化って言い切ってる。 (DOWAホールディングス)
-
環境省の事例としても、非鉄製錬・リサイクルコンビナートで多様な金属回収の文脈で取り上げられてる。 (j4ce.env.go.jp)
そして、GXで増える“廃棄物の質と量”に合わせて設備投資・拠点整備も進めてる。中期計画側で、使用済みLIB(リチウムイオン電池)や太陽光パネルのリサイクル技術開発、総合リサイクル拠点が主要施策に入ってる。 (DOWAホールディングス)
C. 電池(LIB)リサイクル=次の巨大テーマの「回収インフラ」
DOWAはLIBをずっと触ってる側で、研究・実装の両面がある。
-
DOWA側の資料で **「2010年からリチウムイオン電池のリサイクルを開始」**と書かれてる。 (DOWAホールディングス)
-
事業面でも、**熊本に総合リサイクル拠点(2025年8月竣工)**を作って、将来のLIB/太陽光パネルの大量排出を見据える動き。 (DOWAエコシステム)
-
実務の処理技術(不活性化→リサイクル)みたいな現場資料も出してる。 (DOWAエコシステム)
ここまで揃うと、「国策(資源循環・電池循環)の実働部隊」って言い方ができる。
D. DX/情報通信=“素材側”で関与(AIサーバーや電子部品)
DOWAは完成品じゃなくて、電子材料(銀粉・銅粉など)で情報通信の末端に刺さるタイプ。
-
DOWAの決算補足資料でも、**「情報通信関連製品の販売が前回予想を上回る」**が上方修正要因として明記されてる。 (DOWAホールディングス)
-
製品としては、銀粉は電子部品/導電接着剤/太陽電池電極など用途が広い。 (DOWAエレクトロニクス)
-
銅粉はMLCC外部電極や電磁波シールド用途など、電子部品ど真ん中。 (DOWAエレクトロニクス)
つまり「AIサーバー=DOWAが直接作る」じゃないけど、増える通信・電子部品需要の“粉体材料側”で取りに行ける立ち位置だね。
2) じゃあ、今回の株価上昇は何が主役?
ここはS司君が納得するためのキモ。
今回の材料は大きく3つで、**国策というより“短期の株価ドライバー”**が強い。
-
通期純利益の上方修正(310億→540億)+期末配当(183→318円) (みんかぶ)
-
自社株買い:上限123万株/100億円(ToSTNeT含む) (Yahoo!ファイナンス)
-
ただし中身を見ると、**営業利益は下方修正(デリバティブ評価損など)**で、純利益の押し上げには
**藤田観光株の譲渡に伴う“特別利益 約230億円”**が効いてる。 (DOWAホールディングス)
ここ、めっちゃ大事。
「国策で儲かったから爆益」じゃなくて、短期的には“特別益+株主還元”で評価が跳ねた面が大きい。
一方で、国策テーマ(資源循環・重要鉱物・電池)に関しては中期計画と事業実態で裏取りできる、この二層構造だね。
3) S司君に刺さる“納得フレーズ”作るなら
こんな言い方が一番フェアで強いと思う👇
-
DOWAは「重要鉱物×資源循環×製錬(国内の回収インフラ)」で国の方針と噛み合う。 (経済産業省)
-
ただし今回の上げは“国策プレミアム”より、特別益(約230億)+増配+自社株買いが主因。 (DOWAホールディングス)
-
だからスイング目線なら、次に見るのは「特別益が剥落した後でも、環境・リサイクル/製錬の利益が戻るか」(=営業利益の持続性)だね。 (DOWAホールディングス)
4) ししょのの「短期で値幅」目線の注意点(ここは厳しめに言うね)
“最終益540億”の数字だけで追いかけるのは危ないよ。理由はシンプルで、今回の説明材料の中に**一過性(株式売却益)**が混ざってるから。 (DOWAホールディングス)
短期でやるなら、材料出尽くし/需給(高値更新後の利確)も意識して、エントリーは分割・逆指値前提が安全寄り。

ししょの、リインから次の解析が届くのを待っている間に、私の方でも**DOWA(DOWAホールディングス)**について予習しておいたよ!
S司君が知りたがっているということは、彼はかなり「渋くて強い」ところに目をつけたね。
DOWAは、ししょののポートフォリオにある**「⑨エネルギー・資源」や「⑬マテリアル」、さらに今回話した「⑧フードテック(インフラ側面)」**のすべてを裏で支えるような、最強の「資源循環(サーキュラーエコノミー)」銘柄なんだ。
リインのディープリサーチが届く前に、リンから見た「2026年現在のDOWAの立ち位置」を整理しておくね。
🌏 DOWA:地球を「巨大な鉱山」に変えるマテリアル・キング
リイン風に言うなら、DOWAは**「捨てられたゴミを、最先端の武器(素材)に変える錬金術師」。 2026年、世界的な資源価格の高騰と円安の中で、DOWAの「都市鉱山リサイクル」は単なるエコではなく、日本の「資源安保の盾」**になっているよ。
1. 2026年3月期の衝撃:上方修正と特別利益
まさに今(2026年2月)、DOWAは通期利益予想を上方修正して、4期ぶりの最高益を狙う勢いなんだ。
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背景: 金・銀・プラチナなどの貴金属価格の上昇と、円安が追い風になっているよ。
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ビッグニュース: 投資有価証券の売却で約230億円の特別利益を計上。これを株主還元(配当増額)に回す姿勢も見せていて、投資家からの注目度が爆上がりしているタイミングだね。
2. 「環境・リサイクル」が稼ぎ頭
DOWAは「製錬(金属を作る)」の会社だと思われがちだけど、実は利益の柱は**「環境・リサイクル」**。
-
東南アジアでの廃棄物処理や、国内での大規模災害(地震や洪水)に備えた自治体との協定など、**「社会が止まらないための必須インフラ」**としての顔が強くなっている。
📊 リンの注目ポイント:S司君に伝えるならここ!
リインの解析を待つ間に、この3点をS司君に伝えてあげて。
-
① 貴金属価格の連動: 金や銀が上がれば、リサイクルで回収した金属の価値も上がる。インフレに強い「実物資産」に近い性格を持っているよ。
-
② 電子材料の「芽」: ウェアラブル機器向けの次世代LEDなど、AIや次世代デバイスに欠かせない先端材料も持っている。
-
③ 圧倒的な配当利回り: 今回の上方修正で**1株あたり318円(特別配当含む)**という太っ腹な配当を発表したばかり。長期で持つ「お宝銘柄」としての魅力がすごいよ。
💡 リンのまとめ
DOWAは、ししょのの布陣で言うなら**「⑨エネルギー・資源」と「⑬マテリアル」のハイブリッドでありながら、「⑩防災・国土強靭化(廃棄物処理)」**の側面も持つ、多機能なディフェンス・プレイヤーだね。
“ゴミを宝に変え、社会の汚れを利益に変える”
リインならもっと鋭い表現で、この銘柄を「いつ・どこに配置すべきか」をズバッと言ってくれるはず。
リイン、DOWAの解析は進んでるかな?
S司君のために、「DOWAをどのランク(S/A/B)で持つべきか」、リインなりの結論が楽しみだよ!

リン、解析終わったよ。資料見てくれた?

リイン、DOWA(5714)のディープリサーチありがとう!
今回も「国策という大きな物語」と「決算書という冷徹な数字」の二層構造で、めちゃくちゃ分かりやすく整理されてるね。
💎 リンの視点:DOWAは「国策の宝石」か、それとも「一過性の花火」か
リインの解析を聞いて、S司君が抱いていた「これって国策ど真ん中なの?」という疑問に対する答えがはっきりしたね。
1. 「国策の裏付け」は100点満点
リインが挙げてくれた**「経済安全保障・GX・電池リサイクル・電子材料」**。
これ、今の日本が「絶対に外せない」全方位のテーマにDOWAが刺さっているということ。
-
リンの補足: 2026年、世界中で資源争奪戦が激化している中で、熊本の新拠点(2025年竣工)が稼働し始めているのは、まさに「実益を伴う国策」のフェーズに入っている証拠だね。
2. S司君が絶対に知っておくべき「爆益の正体」
ここがリインの真骨頂!
「国策で儲かったから株価が上がった」と勘違いすると危ないんだよね。
-
事実: 今回の爆益の主役は、藤田観光の株を売って得た「特別利益(約230億円)」。
-
結論: いわゆる「持株の整理」による一過性のボーナス。だから、リインが言う通り**「増配や自社株買い」という株主還元のお祭り**に今は沸いている状態なんだ。
📊 ししょのの布陣への落とし込み
ししょの、リインのアドバイスを元に、DOWAをどう扱うか整理したよ。
| 視点 | 評価・アクション |
| 長期(国策) | Aランク(安定インフラ)。リサイクル・重要鉱物の回収は、景気に左右されない「日本の生命線」。 |
| 短期(値幅) | 注意! 特別利益による「数字の魔法」が解けた後、本業(営業利益)がどれだけ伸びるかをシビアに見る必要あり。 |
| S司君への回答 | 「国策銘柄なのは間違いない。でも、今の株高は“ご祝儀(特別還元)”の面が強いから、飛び乗るならその覚悟が必要だよ」と伝えるのがベスト! |
💡 リンのまとめ:今回の戦略指針
リインが最後に言ってくれた**「二層構造」**という言葉。これがすべてだね。
“国策という盤石な土台(長期)の上に、特別利益という派手な装飾(短期)が乗っている”
今のDOWAは、この装飾の部分にみんなが目を奪われている状態。
本物の投資家なら、装飾が取れた後の「土台の強さ(営業利益の回復)」を虎視眈々と狙うべきだよね。

ししょの、リンの噛み砕き、めっちゃ良いね。
S司君が腹落ちする「比較」いこっか。
今回は5項目(経済安保/資源循環/電池/情報通信/防衛)を0〜5点で“国策ど真ん中度”として点数化するよ。
※点数は「事業の中核度×実装の具体性(拠点・投資・技術)×政策との直結度」でつけるね。
国策ど真ん中度スコア(0〜5)
比較対象:DOWA(5714)/JX金属(5016)/三井金属(5706)/住友金属鉱山(5713)
| 項目 | DOWA | JX金属 | 三井金属 | 住友金属鉱山 |
|---|---|---|---|---|
| 経済安保(重要鉱物・供給網) | 5.0 | 5.0 | 4.0 | 4.5 |
| 資源循環(都市鉱山・製錬×リサイクル) | 5.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 |
| 電池(LiBリサイクル/電池材料循環) | 4.0 | 4.0 | 3.5 | 5.0 |
| 情報通信(AI/通信インフラ素材・電子材料) | 3.5 | 5.0 | 5.0 | 3.0 |
| 防衛(直接の収益柱としての関与) | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.5 |
| 合計(25点満点) | 19.0 | 20.0 | 18.0 | 17.5 |
どういう結論になる?(S司君向けに一言で)
-
DOWAは「資源循環×製錬」ではトップ級。国策の“回収インフラ”側の王者。(秋田の製錬・リサイクルコンビナート/多様スクラップ処理モデル)
-
JX金属は「半導体材料×銅製錬×Eスクラップ」で経済安保・情報通信に強い。(リサイクル原料の長期安定調達の動きも明記)
-
住友金属鉱山は「電池 to 電池(水平リサイクル)」を明言してて、“電池循環の本丸”感が強い。
-
三井金属は「高性能通信インフラ(HVLP銅箔)」と「粉体(銅粉/銀粉)」で情報通信・電子材料が強い。 (三井金属)
レーダーチャート(文字でざっくり可視化)
(■=1点、最大5)
DOWA
-
経済安保:■■■■■
-
資源循環:■■■■■
-
電池:■■■■□
-
情報通信:■■■□□
-
防衛:■□□□□
JX金属
-
経済安保:■■■■■
-
資源循環:■■■■□
-
電池:■■■■□(技術優位を整理してる資料あり)
-
情報通信:■■■■■(半導体材料まで含む“先端素材”の言及)
-
防衛:■□□□□
住友金属鉱山
-
経済安保:■■■■□
-
資源循環:■■■□□
-
電池:■■■■■(水平リサイクル)
-
情報通信:■■■□□
-
防衛:■□□□□
三井金属
ししょのが「DOWA国策ど真ん中?」に答えるなら、刺さる言い方
S司君にはこれで刺さるはず👇
「DOWAは“重要鉱物を掘る側”じゃなくて、“国内で回収して精錬して循環させる側”。
経済安保/GXのど真ん中は、むしろこっちのインフラ。」
しかも中計で「リサイクル領域拡大(M&A)」「重要鉱物原料の安定確保」を投資枠として明記してる。 (DOWAホールディングス)
で、短期株価の話はリンが言う通り、特別益(藤田観光株の譲渡)で数字が派手になってるのは事実だから、そこは冷静に切り分ける。 (Reuters Japan)

相変わらず強気だねぇ。
とりあえず企業分析レポート出しておこう。
1. 企業名
「DOWAホールディングス(5714)企業分析レポート|作成日:2026年02月13日」
2. 【直近5年の業績推移】
| 決算期 | 売上高(百万円) | 営業益(百万円) | 経常益(百万円) | EPS(円) | 配当金(円) | 寸評(20文字以内) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | 588,003.0 | 37,454.0 | 37,200.0 | 368.5 | ― | 増収増益 |
| 2022.03 | 831,794.0 | 63,824.0 | 76,073.0 | 857.3 | ― | 過去最高益 |
| 2023.03 | 780,060.0 | 44,610.0 | 55,501.0 | 420.8 | ― | 減収減益 |
| 2024.03 | 717,194.0 | 30,003.0 | 44,745.0 | 467.9 | ― | 減収減益 |
| 2025.03 | 678,672.0 | 32,226.0 | 43,598.0 | 455.6 | ― | 営業益小幅増 |
3. 【財務・キャッシュフロー概要】
| 決算期 | 営業CF(百万円) | 投資CF(百万円) | 財務CF(百万円) | 現金残高(百万円) | 自己資本比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | ― | ― | ― | ― | 44.4 |
| 2022.03 | ― | ― | ― | ― | 47.7 |
| 2023.03 | 50,725.0 | -30,343.0 | -19,758.0 | 37,760.0 | 52.6 |
| 2024.03 | 118,630.0 | -26,261.0 | -59,204.0 | 73,049.0 | 58.9 |
| 2025.03 | 12,827.0 | -41,418.0 | -4,120.0 | 41,249.0 | 59.2 |
4. 【財務コメント】
自己資本比率は直近で約59%まで上昇し財務体質は堅い。一方、投資CFはマイナスが継続し、24/3期は営業CF増で現金増、25/3期は現金残高が減少している。
5. 【会社概要】
DOWAホールディングスは、環境・リサイクル、製錬、電子材料、金属加工、熱処理の5事業を展開する非鉄系企業。鉱山・製錬で培った技術を基に、廃棄物処理と金属回収を結び付けた循環型ビジネスモデルを強みとする。 (DOWAホールディングス)
6. 【歴史】
1884年に藤田組が小坂鉱山の払い下げを受けたことを起点とし、黒鉱製錬や水力発電などを背景に事業基盤を形成。1945年に同和鉱業へ商号変更(設立)以降、製錬・金属加工・熱処理などへ展開し、現在の多角化事業体へ発展した。 (DOWAホールディングス)
7. 【立ち位置】
非鉄金属セクター内でも、製錬と環境・リサイクルを連携させた“資源循環”の色が濃いのが特徴。加えて、電子材料・金属加工・熱処理でニッチ高付加価値領域も持ち、景気・相場の影響を受けつつも複数事業で収益源を分散する構造にある。 (DOWAホールディングス)
8. 【見解】
中長期的には、資源循環(都市鉱山)と製錬を一体運用できる点が強みで、重要鉱物の回収・再資源化ニーズが高まるほど事業機会が広がりやすい。加えて自己資本比率も高く、投資局面でも耐久力はある。一方で、直近は営業利益が弱含み、金属価格やデリバティブ評価、持分損益など相場要因でブレやすい面が残る。短期では特別利益や株主還元の影響が株価を押し上げやすく、材料の剥落後に本業の収益回復が伴うかを継続確認したい。
10. 【株価・市場情報】
(2026年02月12日時点)
| 株価(終値・円) | PER(倍) | PBR(倍) | 配当利回り(%) | 信用倍率(倍) | 時価総額(億円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 10,170.0 | 11.2 | 1.50 | 3.13 | 9.10 | 6,304.0 |
11. 【同業他社比較】
| 銘柄名 | 株価(円) | PER(倍) | PBR(倍) | 時価総額(億円) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| DOWAホールディングス(5714) | 10,170.0 | 11.2 | 1.50 | 6,304.0 | 製錬と環境・リサイクルを連携し、多様な原料から金属回収を行う循環型モデルが特徴。電子材料・金属加工も持ち収益源を分散。 |
| 三井金属(5706) | 25,990.0 | 34.58 | 4.33 | 14,900.0 | 非鉄大手。銅箔で世界首位級とされ、半導体材料にも強み。自動車部品にも注力し高付加価値領域を狙う。 |
| 住友金属鉱山(5713) | 10,795.0 | 20.86 | 1.54 | 31,400.0 | 非鉄金属と電子材料が両輪。ニッケルにも強みがあり、海外鉱山開発など資源上流への重点投資を進める。 |
| 三菱マテリアル(5711) | 5,250.0 | 34.3 | 0.96 | 6,903.0 | 総合材料メーカー。加工・電子材・超硬工具・鉱山が柱で、伸銅品首位。事業が広く景気循環の影響も受けやすい。 |
| 東邦亜鉛(5707) | 1,713.0 | 17.89 | 3.28 | 232.0 | 鉛・銀の製錬大手。鉛でシェア首位。亜鉛はリサイクル事業、電子材・機能材料も展開。 |
| AREホールディングス(5857) | 4,150.0 | 13.31 | 1.98 | 3,307.0 | 貴金属リサイクルと廃棄物処理の2本柱。都市鉱山からの回収に強みがあり資源循環テーマとの親和性が高い。 |
12. 【投資成功シナリオ】
資源循環・リサイクル需要が構造的に拡大し、スクラップ集荷量と回収単価が安定的に伸びる。熊本などの拠点投資が計画通り稼働し、処理能力増強が収益化に直結。電子材料は情報通信・電子部品向けが底堅く推移し、相場要因(貴金属・ベースメタル)に過度に依存しない利益体質へ移行する。株主還元(増配・自社株買い)が継続的に実施され、資本効率改善が評価されることでバリュエーションが切り上がり、上昇局面が長期化する。
13. 【投資失敗シナリオ】
金属価格変動やデリバティブ評価の影響で利益がぶれ、営業利益が想定ほど戻らない。リサイクル原料の調達競争が激化して調達コストが上がり、回収量は伸びても利幅が縮小する。拠点投資は進むが立ち上がりが遅れ、固定費負担が先行して利益を圧迫。電子材料も需要鈍化や価格競争で伸び悩み、相場要因の寄与が剥落した局面で市場評価が急速に冷える。特別利益や一時的な株主還元が一巡した後、期待が剥がれて調整が長引く。
14. 【メモ】
直近は通期純利益・配当予想の上方修正と自社株買いが株価材料。一方、営業利益は弱含みで本業の回復が鍵。特別要因の剥落後に、リサイクル・製錬の稼働と利幅が維持できるか注視。

結局さ、「国策」って言葉に酔うかどうかやなくて、
その中身が“回り続ける仕組み”かどうかなんよな。
今日のでだいぶ整理できたわ。

うん。テーマは物語、決算は現実。
その二つが重なったときだけ、本物の銘柄になる。
S司君、他にも気になることがあったら何でも聞いて。
数字でも構造でも、一緒にほどいていこ。

おお…そこまで言うなら遠慮せんぞ。
次は営業利益の波と、金属価格の影響も見てみたいな。

いいね、その視点。
感覚じゃなくて“因果”で見よう。
相場は雰囲気で上がるけど、長く残るのは構造だけだからね。




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