2026-08

個別銘柄分析

【6330】東洋エンジニアリングの黒字回復を分析|ブラジル赤字からレアアース相場へ向かう構造

東洋エンジニアリングは、ブラジルの大型案件で巨額赤字を計上した一方、翌期の第1四半期には急速な利益回復を見せた。その背後では、不採算案件の縮小、FPSO利益の拡大、レアアース関連への資金流入という、性質の異なる変化が同時に進んでいる。【63...
個別銘柄分析

【2413】エムスリーの成長構造を分析|医療DXは拡大、なぜ売上増でも利益が減るのか

エムスリーは、医師向けプラットフォームを核に医療DX、治験、人材、介護、海外へ事業領域を広げてきた。ところが足元では売上拡大に利益が追いついていない。高収益企業から医療・介護の複合プラットフォームへ変わるなか、成長の中身そのものが問われ始め...
今週の振り返り

2026年8月第4週|TOPIX上昇とグロース評価拡大 市場のリスク選好が広がる構造

2026年8月第4週は、日経平均が小幅反発する一方でTOPIXはより強く上昇。プライム、スタンダード、グロースの評価もそろって上向いた。なかでもグロースのPER・PBR上昇が大きく、利益確認から再び成長期待へ評価軸が広がる動きが見えてきた。...
個別銘柄分析

【6981】村田製作所を分析|AIサーバー需要で再成長、株価は超成長まで織り込むのか

スマートフォン市場の成熟で成長の鈍化が意識されてきた村田製作所に、AIサーバーという新たな需要が加わった。変化の中心はデータセンターの建設数だけではない。演算能力と消費電力の上昇により、1台のサーバーへ搭載される電子部品の量と性能要求が同時...
テーマ別戦略

電力需要増加でSiC・GaNが再浮上、日本のパワー半導体・高機能素材は世界で勝てるのか

EV、再生可能エネルギー、産業機器、AIデータセンターの拡大によって、世界の電力需要は新たな成長局面へ入った。焦点は発電量だけではない。電力を変換するたびに生じる損失と発熱をどこまで減らせるかが、機器の性能、電力コスト、設備規模を左右し始め...
テーマ別戦略

ペロブスカイト太陽電池は日本の次世代産業になるか―薄型・軽量が変える都市型発電の構造

日本の太陽光発電は、土地へ大量のパネルを並べる段階から、建物そのものを発電場所へ変える段階に入り始めた。薄くて軽いペロブスカイト太陽電池は、技術革新というより、日本特有の設置制約から生まれる新しい産業構造として捉える必要がある。関連記事日本...
テーマ別戦略

日本の鉄道運行・保守技術は世界で成長産業になるか――日立製作所と鉄道システム輸出の可能性

世界の鉄道市場で求められるものが、車両の新設から既存路線の能力向上へ変わり始めている。都市への人口集中、人手不足、設備老朽化が同時進行するなか、日本が蓄積してきた高密度運行と予防保全の技術は、鉄道全体を効率化するシステム商品へ進化できるのか...
テーマ別戦略

資源を持たない日本の逆転戦略――都市鉱山・非鉄製錬技術は資源安全保障の切り札になるか

鉱物資源の多くを海外に頼る日本は、廃家電や電子基板を処理する過程で、高度な選別・製錬・無害化技術を蓄積してきた。資源の囲い込みと循環規制が強まる現在、その技術は廃棄物処理ではなく、国内外の供給網を支える資源インフラとして再評価され始めている...
個別銘柄分析

【5711】三菱マテリアルの利益急増を構造分析|タングステン特需から資源循環企業へ変われるか

銅やタングステンなどの金属価格上昇を背景に、三菱マテリアルの利益予想が急拡大している。しかし、今期利益には低価格在庫の売却効果が大きく含まれる。その一方で、会社は天然資源に依存する製錬会社から、回収資源を循環させる企業への転換を進めている。...
今週の振り返り

2026年8月第3週|日経平均は調整、プライム冷却とグロース再評価が分けた市場構造

2026年8月第3週は、日経平均とTOPIXが調整し、半導体も大きく下落した。一方、プライムの評価が低下する中でグロースのPBR・PERは上昇。市場全体が一方向へ動くのではなく、大型株から成長期待の残る領域へ評価軸が分かれ始めた一週間だった...